中堅・中小企業のための社長交代ハンドブック
社長交代はすべての経営者が一度だけ通る関門です。それは未経験のテーマでありながら、失敗は許されません。世代交代問題のお手伝いをしてきたこれまでの経験を、近々に社長交代を迎える経営者と後継者の方のヒントになればとの思いから「社長交代ハンドブック」としてまとめました。
「360度(多面観察)評価」を用いたリーダーシップ開発
360度(多面観察)評価とは、職務遂行状況や遂行能力、職務に求められる知識などについて、自己評価を行うと共に、周囲の上司・部下・同僚、時に、社外の顧客・取引先などから、自己評価と同様の項目・基準で評価を受けることを指します。
失敗しない「評価者教育」の進め方
上司と新入社員がともに成長するOJTの取り組み方
新入社員を迎えるにあたり、「しっかりと育ってほしい」という期待を抱いて教育を行われることと思います。
当然ながら、新入社員自身の努力は必要です。しかし、新入社員が着実に成長していけるかどうかは、実はそれ以上に受け入れる側の体制によるところが極めて大きな要因となります。つまり、職場の上司や先輩による「日々の言動」や「サポート・コミュニケーション」、また「育つ環境」などが整っているかどうか。これらが成否を分けるポイントであるといえます。
新人・内定者のための社会人の心構え
入社した新社会人に真っ先に求められるもの。それは、専門的なスキルや知識ではなく、紋切り型のビジネスマナーでもありません。何より求められるのは、「学生から社会人への意識の切り替え」です。小手先のテクニックではなく、会社のルール、仕事の考え方など「より良い物事の捉え方」を早急に身に付けてもらう必要があります。
研修効果測定による人材開発システムの構築
「人材開発による生産性の向上」にどの会社も取り組んでいます。多くの会社で、経営サイドや現場サイドからの号令により、人事部門が研修を企画するケースが多く見られますが、本来は人事部門でも解決すべき経営課題とその解決策案を検討し、主体的にPDCAサイクルを廻していくことが必要です。
自社に合った教育体系のつくり方
教育担当者には、環境変化と自社の経営状態を考慮して人材育成の方向性と課題を定め、社内のコンセンサス・協力を得ながら、実践的かつ効果的な教育プランを練ることが求められます。また、プランを立てるだけでは不十分です。それを実際に運用していかなければなりません。
リーダーのためのチームビルディング入門
マウスイヤーと呼ばれるほど社会の変化が激しくなっている今、会社組織もその変化に対して、より迅速且つ柔軟に対応することが求められています。そのためには、リーダーが細かに指示・命令をしなくても、メンバーそれぞれが共通の目標に向かって主体性を発揮し、試行錯誤しながら、成果を上げられるようなチームをつくることが必要です。
失敗しないための「採用面接マニュアル」
若年労働者人口が減少する中、採用面接担当者にはこれまで以上に、自社に必要な人材かどうかを見極めると同時に、応募者の志望動機を高めて入社に結び付けることが求められます。ではどうすれば、応募者の見極めと動機づけが出来るのでしょうか。本小冊子では、具体的な会話や面接評価基準等の事例を交え、面接の方法をわかりやすく解説しています。