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連載コラム~目標達成し続けるチームづくり~【第4回】チームの求心力をつくる

2018.11.21  チームビルディング

前回、チームには成長の段階があり、第一段階から順番に引き上げていく必要があるという内容を記載しました。それでは、チームを成長させていくうえで、何から取り組めば良いのでしょうか。

最初のステップは、メンバー全員が「チーム意識」を持つことです。

本来チームというのは「私たちはこのために集まっている」、「これを一緒に成し遂げたい」という、共通のミッションやビジョンをもとに作られます。そして、共通のミッションやビジョン等が強い「求心力」となることで、個々のメンバーにチーム意識が生まれ、同じ方向に向かって進んでいきます。

しかし、企業内の部署やプロジェクトでは、ミッションやビジョンが曖昧なことが多く、また、メンバーが自分の意志で参加を決めるということは稀でしょう。その結果、メンバーが集まってはいるものの、チームの軸となる「求心力」が欠けていて、メンバーがバラバラになりがちです。

それでは、どうやってチームをまとめれば良いのでしょうか。

それは、リーダー自身が求心力となることです。

「求心力になる」ということは、一般的な組織図のように「上司が上、部下が下」、という状態ではなく、「リーダーが真ん中にいて、メンバーがその周りを囲んでいる」という状態です。

そして、リーダーが真ん中にいることで、メンバーが中心から離れていくのではなく、中心に集まってくるということです。

そのような状態を目指すにあたって、まずは自身とメンバーの位置関係を図に書いてみましょう。あるメンバーとは距離が近く、よく会話をしているが、一部のメンバーとはあまり会話をしていない、といったような状況が見えてきます。

次に、各メンバーについて、自身が知っていることをそれぞれ書き出してみましょう。年齢、勤続年数、前職、入社理由、これまでやってきた仕事、持っているスキル、得意なこと、苦手なこと。さらには、仕事だけではなく、住所、趣味、家族、休日の過ごし方等々。

ある企業の管理職研修でこのようなワークを行ったところ、驚くほどリーダーがメンバーのことを知らない、さらにはメンバーに興味・関心がないということが分かりました。

残念ながらそのような状態では、リーダーが求心力になり、メンバーが集まってくることはありません。

逆に、メンバーの気持ちはどんどん中心から離れていきます。

自身とメンバーの位置関係はどうですか。どのぐらいメンバーのことをよく知っていますか。

まずは、自らのリーダー像を点検してみてください。

Author 執筆者

南野真彦

南野真彦

株式会社新経営サービス 人材開発部コンサルタント

大学卒業後、リクルートグループ企業においてクライアントの採用支援に従事。その後人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業に対し、人材採用や若手の育成、人事制度の構築・運用に尽力。 株式会社新経営サービス入社後は上記に加え、理念経営の実践やチームワークの向上等、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。