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連載コラム~目標達成し続けるチームづくり~【第9回】目隠しをすることで見えてくるもの

2019.4.17  チームビルディング

 ・制限時間内にテントを完成させよ!

 ・テントに触れる人は、目隠しをしなければならない

 ・目隠しをした人は、テントを立て終わるまで目隠しを外してはならない

 ・目隠しをした人は、目隠しをしていない人と触れ合うことはできない

 ・目隠しをしていない人は、人、もの等、いっさい何も触れてはならない

 

これは、「ブラインドテント」と呼ばれる、チームビルディング研修でよく行われるゲーム(アクティビティ)のルールです。

上記のように、テントに触れることが出来るのは、目隠しをした人だけであるため、目隠しをしていない人が上手く指示・誘導をしなければ、時間内にテントは完成しません。

実際の研修の場面では、目隠しをしていない人が、「もう少し前」、「もっと左」、「手を伸ばしたところに穴があるから」等と、何とか伝えようとしますが、目隠しをしている人は、「もう少し」や「もっと」がどの程度なのか分からないため、なかなか上手く作業が進みません。

ゲーム終了後の振り返りでは、目隠しをしていた人から

 「今どのような状況で、今から何をするのかを最初に伝えてほしかった」

 「ぶつかるのが怖いので、自分の立ち位置や、周りに何があるのかを教えて欲しかった」

 「指示や声掛けがなくなった時に、一人で待っているのが不安だった」

等の感想が出てきます。

 

チームビルディング研修では、他にも「ブラインドウォーク」や「ブラインドスター」等、目隠しをしながら何かを行うゲームが複数ありますが、いずれも狙いは同じです。

それは、チームで何かに取り組む際には、「他のメンバーの立場や状況、特に自分よりも役職や経験等が下のメンバーの立場を想像し、その人達がいわゆる『おいてけぼり』にならないように、サポートをすることが重要である」ということに気づいてもらう、ということです。

職場に置きかえると、上司は目隠しをしていない状態の人であり、全社的な状況や、他社や他部署の状況等を踏まえてメンバーに業務の指示を出します。

しかし、その指示内容が部分的・限定的であったり、曖昧であったりすると、メンバーは不安に思ったり、上司の思うような働きが出来なかったりします。

 メンバーが『おいてけぼり』にならないために、出来ない人に合わせた情報の伝え方や指示の出し方を実践してみてください。

 

Author 執筆者

南野真彦

南野真彦

株式会社新経営サービス 人材開発部コンサルタント

大学卒業後、リクルートグループ企業においてクライアントの採用支援に従事。その後人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業に対し、人材採用や若手の育成、人事制度の構築・運用に尽力。 株式会社新経営サービス入社後は上記に加え、理念経営の実践やチームワークの向上等、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。