人材・組織開発サービス【株式会社新経営サービス】

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連載コラム~目標達成し続けるチームづくり~【第1回】 組織に隠れている問題とは

2018.9.7  チームビルディング

新経営サービスの南野です。
上記のテーマでコラムを執筆します。よろしくお願いします。

「組織の目標を達成するためには、人為的な問題の解決が必須である」
これを聞いてどのように思われますか。

私がコンサルタントとして多くの企業に訪問する中で、以下のような悩みをよく聞きます。
「部下の業績にバラつきがある」
「部門目標の未達が続いている」
「生産性の向上が進まない」等々。

しかし、個々の社員へのインタビューや、グループセッションを行うと見えてくることがあります。
それは、「殆どの課題は深堀りしていくと、人為的な問題に帰着する」ということです。

例えば上記の「生産性の向上が進まない」という問題に対し、「なぜ?」という質問を繰り返していくと、

「リーダーに、無駄な業務を減らそうという意識がない」
「仕事が属人化していて、何をしているか分からない」、
「お互いの業務に口出しが出来ないような関係性になっている」、

といった原因にたどりつくことが多いのです。

このように、多くの問題が人為的な原因から起こっているにも関わらず、多くの場合リーダーはそれに気がつかず、業務のやり方やマネジメントの仕組みを変えることで解決しようと試みます。
例えば、
ただ「なるべく早く帰るように」と言うだけ、
毎月の残業時間が一目で分かるような勤怠システムの導入、
実施した業務と、それにかかった時間を日報に書いて提出させる等。

しかしそれでは問題は解決しないか、あるいは一見解決したように見えても対処療法でしかなく、また別の形で問題が現れるのです。

上記の例では、まずはリーダーが無駄な業務は減らして本当に大事な仕事に注力すること、可能な限り残業時間を減らすことにコミットし、それをメンバーに宣言しないことには問題解決は進みません。
 
また、「私の仕事ぶりは認められていない」という不満から、「私の仕事を他人が出来るようになると、私の存在価値がなくなってしまう」という誤った認識が部下にある場合、丁寧にコミュニケーションを取ることでそれらを解消していかなければ、仕事の属人化は再び起こります。

様々な雇用形態、多国籍化等による働く社員の多様化、時短・在宅等の働き方の多様化等に合わせ、社員同士のコミュニケーションはより希薄化する傾向にあります。

では、このような状況に対応するためには、何が必要か?
その一つは、社内や部署内で起こっている人為的問題を早期に解決し、円滑な人間関係や目標に向けたモチベーションの向上を行ったうえで、成果の創出や目標達成にメンバーの意識をフォーカスさせることです。

この、メンバー同士の関係性を高め、目標達成に向けてエネルギーを結集させることを「チームビルディング」と言います。

サッカーやラグビー等のスポーツを見ると明らかなように、いくら個々の選手のスキルが高くても、監督が的確な戦略・戦術を打ち出しても、チームとしてのまとまりがなければ、勝つことは困難です。企業においても、今後ますますこのチームビルディングの必要性が増してきます。

ではどうすれば、社内のメンバーをまとまりあるチームにすることが出来るのか。
次回以降、具体的にご紹介して参ります。

Author 執筆者

南野真彦

南野真彦

株式会社新経営サービス 人材開発部コンサルタント

大学卒業後、リクルートグループ企業においてクライアントの採用支援に従事。その後人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業に対し、人材採用や若手の育成、人事制度の構築・運用に尽力。 株式会社新経営サービス入社後は上記に加え、理念経営の実践やチームワークの向上等、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。