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連載コラム~目標達成し続けるチームづくり~【第15回】業務特性に合わせたチームマネジメントの違い

2019.10.22  チームビルディング

前回のコラムではサッカーを例に「組織の連動性」について、お伝えしましたが、スポーツには様々な競技があるように、企業にも様々な業種・業態があり、それによってチームマネジメントにおけるポイントが違ってきます。

代表的な団体スポーツを「状況変化への対応」と「メンバー同士の連携」の2軸で分類すると、下記のような4つのタイプに分けることが出来ます。

「A.サッカー型」・・・相手との接触があり、攻守の切り替えが常に起こり、状況に合わせて対応する必要がある。メンバー同士の連携度合いは高く、味方の動きに合わせて自分が何をするのかを常に考える必要がある。
(W杯が盛り上がっているラグビーも、このタイプです)

「B.野球型」・・・相手との接触は限られており、攻守を同時に行うことは無い。メンバー同士の連携度合いは高く、味方の動きに合わせて自分が何をするのかを常に考える必要がある。

「C.柔道団体戦型」・・・相手との接触があり、攻守の切り替えが常に起こり、状況に合わせて対応する必要がある。一人ずつ順番に戦うため、メンバー同士の連携度合いは低く、味方の動きに合わせる必要はない。

「D.駅伝チーム型」・・・相手との接触はなく、攻守の切り替えもないため、状況に合わせて対応する必要性は低い。一人ずつ順番に走るため、メンバー同士の連携度合いは低く、味方の動きに合わせる必要はない。

上記を具体的な業種や職種に当てはめると、例えば保険の営業職は、お客様毎に都度対応を変える必要がありますが、メンバーとの連携度合いは低いため「C.柔道団体戦型」に該当します。

また、メーカーの製造職は、基本的に生産計画に沿って製造を行うため、状況の変化は少なく、また流れてきたモノを決まった方法で加工・組み立て等を行うため、メンバーとの連携度合いは低い「D.駅伝チーム型」に該当します。

「C.柔道団体戦型」及び「D.駅伝チーム型」の仕事は、メンバー同士がその都度話し合い、動きを確認しながら行う業務ではないため、コミュニケーションの時間をそれほど多く取る必要はありません。ただし、当然ながら最低限の報連相は必要です。

また、前回お伝えした「個の力」と「組織の力」の観点では、保険の営業職は自身のプレゼン力を磨くという、「個の力」を高めることが優先されますし、メーカーの製造職は「組み立て」や「加工」等の技術を高め、質の高いモノを早く正確に作れるようになることが優先されます。

では、「A.サッカー型」や「B.野球型」にはどのような仕事が該当し、何が優先されるのか。
次回のコラムでお伝えします。

Author 執筆者

南野真彦

南野真彦

株式会社新経営サービス 人材開発部コンサルタント

大学卒業後、リクルートグループ企業においてクライアントの採用支援に従事。その後人事コンサルティング会社にて、中小・ベンチャー企業に対し、人材採用や若手の育成、人事制度の構築・運用に尽力。 株式会社新経営サービス入社後は上記に加え、理念経営の実践やチームワークの向上等、組織・人事面における幅広い手法を用いた組織開発コンサルティングを行っている。