最少人数では2名でも可能です。逆に最大人数は20名程度となります。
参加者が少数の場合は、検討に要する時間が少なくなり比較的短時間で行えます。
ただ反面、人数が少なければ情報量も限られます。場合によっては情報の偏りが生じます。アウトプットの精度、多角的に検討するという意味では5名以上の参加が望まれます。
一方、参加者が多くなればなるほど、視点が多様化して質の高い対話につながりやすいといえます。
しかしながら、時間は人数の増加に比例して要していきます。
具体的には、目的をプロセス重視(メンバー間での対話の機会創出)、アウトプット重視(シナリオプランニングで導き出す課題・施策)など、どこに置くかによって適正人数は変わりますが、概ね5名から16名程度までと考えています。
まず前提として、どこまでのアウトプットを出す(検討する)のか?
参加者の人数がどのぐらいか?(前述したように、人数が多くなればなるほど時間を要します。)
策定ミーティング1回あたりの時間がどれだけ取れるのか?などにより変動します。
標準的には、12名の参加者であれば以下のようになります。
①キックオフ・ミーティング 1時間半程度
【実施事項】
②検討ミーティング 1日×4回
【実施事項】
③プレゼンテーション 2~3時間程度
【実施事項】
プレゼンテーションの結果、経営陣が必要性を感じたテーマについては、立案されている、もしくは新たに立案される経営計画に反映されPDCA推進管理がなされます。
なかでも、より重要なテーマについては、検討メンバーを中核として、他の社員からも応募者を募りプロジェクト運営をなされる企業も多くあります。
検討結果のアウトプット・データ(プレゼンテーション資料)を、誤解を招くような箇所は修正・カットして全社員にオープンにされる場合もあります。
3年から10年程度の期間となりますが、中期経営計画・長期ビジョン策定などを伴わない場合は、5年後の環境変化予測をお勧めしています。
3年では現在の状況に縛られて課題設定が現状改善型となりやすく、良い意味での発想の飛躍がなく、革新性の高い課題検討につながりにくくなります。
10年という期間は、発想転換がなされやすくなりますが、技術動向を中心とした変化要素が読みづらく、対話が抽象的になりやすくなります。
以下のような先から情報収集をしていだきます。
シナリオプランニングにおいても「事業機会」「事業脅威」を検討される際、上記の状況が生じます。
よって、〇年後の環境変化を踏まえて以下のように3つのカテゴリーに分類してアウトプットいただきます。
上記図(不確実性マトリックス)の上半分、A領域とB領域のみを基本的に検討して、事業機会や脅威を導き出します。
具体的には、左上の自社に良いも悪いも影響度が高く、記載されている通りの変化が起こると予想されるA領域。
シナリオプランニングでは、この部分を「ベースシナリオ」といいます。
右上の、同じく自社に良いも悪いも影響度が高い。ただ、起きないということも含めて、記載されている変化がどのような形で起こるのか?現時点では読みづらいB領域。この部分を「不確実シナリオ」といいます。
基本的に、この二つの領域に記載されている環境変化要素から「事業機会」「事業脅威」「事業機会&脅威」を導き出し、今後の自社の重要課題を検討します。
※以下のWEBページの「導入事例」も参照ください。
マインドセット
人材開発
組織開発
診断・サーベイ・採用